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![]() WSC #055 ダイバディ [Dimension Diver] ロボ娘フェチ造形というニッチ感覚と相反する ワンフェスが誕生する以前のガレージキット黎明期、当時の関係者たちが極度に興奮した理由は「個人が“メーカー”になることができる」という部分にあった。「今後はもうプラスチックモデルメーカーの動向に翻弄されることなく、自身が製品の送り手となり新たなシーンを創造していくことができる」という、目の前に突如として出現した風景に対し誰もが色めき立ったのだ。 |
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text by Masahiko ASANO |
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だいばでぃ●1983年11月6日生まれ。もの心がついたころからロボットアニメにのめり込み、幼稚園生のときにはガンプラ製作へ着手、中学生になると塗装や改造も嗜むようになる。高校生のとき、『デ・ジ・キャラット』のキャラクターフィギュアがほしいと思ったものの広く流通していた市販品が存在せず、「だったら自分で作ってしまおう」と考えたのがフィギュア造形との馴れ初め。3ヶ月ほどかけて同作品を完成させ、立て続けに『カードキャプターさくら』など数体を製作。その後大学へ進学するも「あまり得られるものがない」との判断から退学、造形で食べていくことを決意し、専業原型師となる道を模索しはじめることに。ワンフェスへのディーラー初参加は'07年[夏]、“Dimension Diver”名義にて。以後現在まで続く、自身の代名詞的存在たる「次元可動」シリーズを初回からいきなり出展し、可動ガレージキットフィギュアファンから注目を集める。すでにマスプロダクツ製品の原型製作にも着手しはじめており、今後のさらなる飛躍が期待される新鋭である。 |
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Webサイト ■ http://www.daibadi.com |
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WSC#055プレゼンテーション作品解説 |
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次元可動カラー from PS2用ゲームソフト『ペルソナ3フェス』 ![]() ■ 商品販売価格 ※カラーレジンキャストを使った多色成型(7色)製品のため、アーティストとの合議により、品質を安定させるために国内生産を採用しました。結果、他2作品に比し高額な価格設定となってしまった旨をご理解いただければ幸いです ![]() 「女性型ロボット好き」というフェティッシュな嗜好にて頭角を現したダイバディにとって、昨今流行となりつつあるカラーレジンは自身をブレイクさせるに最適な武器。「デザインアレンジ+可動キット(組み立て式アクションフィギュア)化」という作風と、カラーレジンキャストキットの「塗装がほぼ不要=可動させても塗料がはげる心配がない」という特性はすこぶる相性がよく、'08年より次元可動シリーズをカラーレジン化したことが、ダイバディにとっての大きな転機となりました。ホワイト、フレッシュ、イエロー、ゴールド、グレー、レッド、クリアーレッドの7色成型によるプレゼンテーション作品“次元可動カラー アイギス完全版”(PS2用ゲームソフト『ペルソナ3フェス』に登場する人型兵器)は、可動だけでなく、射撃モード右手、フェス バージョン装備、左平手といったオプションパーツの差し替えも楽しめる逸品です(商品には瞳デカールが付属しますが、自立させるためのスタンドと関節パーツは市販品を別途購入していただく必要があります)。 |
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ダイバディからのコメント |
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はじめまして、Dimension Diver名義でディーラー活動をしている原型師、“ダイバディ”と申します。現在、ワンフェスなどのイベントを中心に、アニメ、漫画、ゲームなどに登場するキャラクターのレジンキットフィギュアを企画/製作/販売し、また市販品の原型製作を手がけるなど、専業原型師として活動しています。得意なのはロボット、もしくはメカの要素が入った人物などのフィギュアで、アニメ作風の造形が好きです。 |
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