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![]() WSC #076 うらまっく [うらまっく] ただ写実化することだけが「リアル」ではない! マグロのような回遊魚は睡眠中も泳いでいないと死んでしまうことは有名な話だが、じつはこれは漫画家にも相通ずるところがある。毎日何かを描き続けていないと、その大半の人はあっというまに腕が錆び付いてしまうのだ。 |
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text by Masahiko ASANO |
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うらまっく●1971年10月21日生まれ。小学生のときから怪獣の絵ばかり描き続け、同時期に『ホビージャパン』と朝日ソノラマの『3D怪獣全集』と出会いガレージキットという悪魔の世界を知る。中学生に入ると海洋堂製の怪獣ガレージキット製作に早くも手を染めはじめ、同時に、紙粘土を使った怪獣造形にも着手。中学時代はその程度の活動に止まるも高校に入ると周囲にオタク仲間が生じ、『コミックマーケット』を通じての同人誌活動をスタートさせると同時に'88年には東京都立産業貿易センターにて開催された第4回ワンフェスに“怪獣無法地帯”として早くもディーラー参加を果たす。ちなみに高校卒業後は美術アトリエに通い、デッサンや平面/色彩構成を学び、のちに東京デザイナー学院を卒業。大手イベント会社に就職し、舞台やテレビの大道具を経験。退職後には某ゲームソフトメーカーにてグラフィックを担当し、退職後に漫画家として独立、現在に至っている。近年は生業の漫画家と並行し造形活動を継続、一般流通作品の原形製作も手がけている。 |
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Webサイト ■ http://uramac.ti-da.net/ |
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WSC#076プレゼンテーション作品解説 |
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モンハン大辞典セット from ゲームソフト『モンスターハンター』シリーズ ![]() ■ 商品販売価格 ![]() 高速で大地を駆け抜けるイャンクック、獲物を狙い上空を飛び交うティガレックス、そして、氷上で不気味に目を光らせるザボアザギル――複数のゲーム筐体を跨ぐ超人気ソフトウェア『モンスターハンター』シリーズに登場するこれらのキャラクターたちを、格好よく、しかもユーモラスでいながら緊張感に溢れるマスコットスタイルにて続々とシリーズ化し続けているうらまっくは、じつはアダルト漫画家と二足のわらじを地で行くというユニークな造形作家。「なぜそんな摩訶不思議な事態に!?」というバックストーリーの部分はアーティスト解説に譲るとして、まずはここに掲載されたクリーチャーたちが醸し出す「3D絵画的な存在感」にぜひとも見入ってみてください。漫画家を生業としている者だからこその「それぞれ独立しているはずのキャラクターを絡め合わせたときに生ずるストーリー性の紡ぎ出し方」は、モンハンマニアならずとも大いに参考になるはずです(ちなみに3体が配置されている飾り台はWSC用の造り起こしであり、プレゼンテーション作品には付属しません)。 |
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※うらまっくからのコメント |
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どうも、うらまっくです。本業は漫画家でして、地道にアダルトな漫画を描き続けております。ワンフェスとの付き合いは長く、'80年代後半より“怪獣無法地帯”なるサークルで参加を続け(途中途切れた時期もありましたが)、2012年より屋号を背負ってソロ活動をはじめました。 |
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