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![]() ▲「……そういえばこの角度からWSCブースを撮影したことはなかったなあ」と思い、俯瞰から撮影してみました。幕張メッセの4ホール内で、WSCブースが占める「存在感」がよくわかっていただけるのではないでしょうか ![]() ■模型雑誌への広告出稿というかたちから、WSC公式Webサイトに発表の場を移したWSCプレゼンテーション報告書も今回で3回目。前回も前々回も同様のことを記しましたが、このWSCプレゼンテーション報告書は「ワンフェス当日にWSCアーティストたちの作品がどのような売れ方をしたか=信任投票されたかを赤裸々に報告する」と同時に、「レジンキャストキットのリアルな現在(いま)をアマチュアディーラーの皆さんと共有していくためのリポート」だと考えてください。 ![]() ■WSCはなんといっても“ワンフェス公式レーベル”ですから、たとえば「プレゼンテーション作品が早々と11時に完売してしまった」といった事態は絶対に避けたいため、レーベル立ち上げ当初より赤字覚悟で「売れ残って当然」な個数を生産し続けてきました。 ![]() ■それでも前回=第31期/'16年夏までは「ワンフェス会場販売個数=100個」をやせ我慢的にキープし続けていたのですが、いよいよその“100個”というハードルが昨今のバッケンレコードに近付きはじめてしまったに至り、今期=第32期WSCプロデュースアーティスト3名のプレゼンテーション作品は「ワンフェス会場販売個数=80個」とせざるを得なくなってしまいました。 ![]() ■いや、この件はここで一度「閑話休題」としましょう。 ![]() ▲ちなみに今回はアーティスト3名が前日搬入をしてくれたことで、安心してワンフェス当日を迎えることができました(当日搬入だと「寝坊した」みたいなことが生じるとシャレにならないので……)。そして今期のWSCで「顔出しOK」なのは役者が生業でもあるWSC#084のつるぎのみなので、代表して(?)つるぎの前日搬入シーンを激写w ![]() ■それでは、毎度恒例の包み隠さずの赤裸々な売り上げ報告へ移行したいと思います。 ![]() ■この件に関し、知り合いであるベテランや新人の造形作家、そして歴代WSCアーティストに対し「なぜここまで崖崩れ的な状況が生じていると思う?」とここ数年問いかけ続けているのですが、「……いや~、それは同じ1万円ぐらいを投じればフィギュアメーカーによる同じキャラのハイクオリティーなPVC製塗装済み完成品が発売されてしまっているからじゃないですか?」と同様の回答をされてしまうのですが、まあ、身も蓋もないことを言ってしまえば「まったくもってそのとおり」なのだと思います。 ![]() ■それをもう少し論理的に分析すると、その当時の「WSCプレゼンテーション作品を購入するかどうか?」というチェックボックスはじつは3つぐらいしかなくて、その3つとは「1: 驚くほど安いからお土産として一応買う」「2: WSC以外で買い物をしたものが多すぎるからスルーする」「3: 造形物にどうしても興味が抱けないのでスルーする」というもののみで、その結果、「2,000個が完売する」などというある意味とんでもない事態が生じていたのだと思うのです。 ![]() ■さて、いきなり話が変わりますが──ちなみに今回、『ワンダー詐ショウケース』なるWSCの完全なパロディディーラーがワンフェスへエントリーしていた事実をご存じでしょうか? ![]() ![]() ![]() ▲4-19-14『ワンダー詐ショウケース』ブースの様子と、彼らのWebサイト。作品もなかなかのものでしたが、ブースでのディスプレイも美しい! そしてWebサイトのパロディ具合は「完璧」のひとことで、さらに英語ページが備わっているぶん本家WSCよりも優れている!?(汗) わざわざ“WcSCスタイルTシャツ”まで作成した徹底ぶりにも脱帽です! ![]() ■そんなこんなで今回のアフターリポートでは第32期WSCアーティストたちについて何も触れることができませんでしたが、できればもう一度、可能ならばいますぐにでも彼らのアーティスト解説を読み返してみてください。「たかだか80個のプレゼンテーション作品が完売に至らなかった3名」などというくだらない括りで括ることは絶対にできない、すばらしく特化した才能の持ち主たちです。そしてその事実は必ずや、2~3年後のワンフェスにて証明されることでしょう。 ![]() (※なお、WSCのワンフェス ガイドブック表4広告にて、WSC#086 pateのプレゼンテーション作品『プリズマ☆イリヤ サファイヤVer. -WSC Edition-』が“プラズマ☆イリヤ”とタイピングミスされていた事実がワンフェス終了後に発覚してしまいました。関係各位様にご迷惑をおかけしたことを大変申し訳なく思います。誠に申しわけございませんでした。) ![]() ▲こんな調子でWSCブースは終日賑わってはいるのです。そして、皆さんきちんと作品をデジカメで撮影してくださっている。ただし、「たかだか80個」のプレゼンテーション作品はどれも完売に至らない……悲しい話ですが、これが「現実」だということです |
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