WSC #059 めぬ [めぬ] 「描き鉄」にして「妄想鉄」のパワー120%全開! 《撮り鉄》《乗り鉄》《食べ鉄》《時刻表鉄》と、ひとくちに鉄道マニアといってもじつはさまざまな属性が存在することはご存じのことと思う。生粋の鉄道マニアである“めぬ”をそのようにカテゴライズするならば、《描き鉄》そして《妄想鉄》という言葉が適切だろう。 |
text by Masahiko ASANO |
めぬ●1971年4月3日生まれ。小学生の低学年時に早くも鉄道マニアと化し、まずは《撮り鉄》を趣味とする。中学生~高校時代は『夕やけニャンニャン』に熱を上げるも、専門学校卒業後に就職し、《乗り鉄》《描き鉄》として鉄道趣味を再開。同時に、鉄道模型メーカーのTOMIX主催によるコンテストにNゲージのレイアウト(ディオラマ)を出品したりしつつ、'00年あたりからワンフェスへの一般参加も開始。その後訪れた食玩ブーム時にはかわいい女の子のPVC製塗装済み完成品フィギュアを買い漁り、'04年ごろからインターネットを通じてフィギュア造形の基礎を学ぶ。やや話が前後するが、'04年冬のワンフェスに“マキノキ”名義にて初ディーラー参加を果たし、1/6ドールサイズの業務用ビデオカメラ“MVCAM DRC-M370”(デザインと形式名は作者の創作)の塗装済み完成品レジンキャストモデルを出品。'05年夏からは“めぬません”名義('07年夏に“めぬ”に改名)で継続的なディーラー活動をスタートさせ、“ネコミミメイドの宅配便”('06年冬)を皮切りとしてメカ+女の子シリーズをコンスタントに発表し続けている。 |
WSC#059プレゼンテーション作品解説 |
みのりの ※WSCアーティスト自身による創作(オリジナル)ヴィネット作品 ■ 商品販売価格 昭和30年代に建てられた木造モルタル総2階の北口駅舎と平屋の南口駅舎、鉄骨木造跨線橋、コンクリートタイル敷き対面式プラットホームで構成された、埼北急行中津川線の実里野駅。この埼玉県を走る架空の私鉄駅の南口側に位置する実里野女子学院~通称“みのじょ”に通う、中等部2年生の三ツ木涼香と神名優美、初等部5年生の箕田咲楽たちの何気ない朝の通学風景をざっくりと切り取った、幅160mm×高さ230mm×奥行き160mmもの大型ヴィネット――鉄道マニアにして鉄道から派生した妄想が炸裂したユニークな発想に基づく“めぬ”のプレゼンテーション作品『みのりの』は、鉄道に対しとくに興味のない人が眺めても思わずニヤリとしてしまう、「あるある!」的リアリティーに溢れる異色中の異色作。めぬ自身の手による設定書(駅の構造や立地環境、駅周辺の再開発計画までをも想定した緻密な設定には誰もが驚くはず!)と、自動改札機をはじめとする駅舎のディテールを引き立てるデカールも付属する、「よい意味でアホすぎる」大作です。 めぬ製作による設定書(イラストレーション+文字設定)が付属します |
めぬからのコメント |
はじめまして。めぬと申します。 |