WSC#112 塚尾 吼 [鋼人商会] デジタル環境を利用し先行者に追いつけ追い越せ! いま3Dツールを使った創作ロボット系造形作家のあいだで、ちょっとしたざわつきが生じている。 |
text by Masahiko ASANO |
つかお ほえる●1985年7月4日生まれ。小学校低学年時に友人間でSDガンダムが流行ったため買い集め、小学校中学年で第二次ミニ四駆ブームが到来した際にみんなが「速さ」を求め改造をする中、「剥がれる紙シールは嫌だ、漫画やパッケージのような色に塗りたい!」と感じたのがことのはじまり。中高時代にはガンプラ製作にどっぷりとハマり、その後、メカニックデザイナーになりたいためにマンガ アニメ専攻がある大学へ進学、2年ほど関西のガレージキットイベントで活動したのち、2011年より“鋼人商会”名義でワンフェスでのディーラー参加をスタートしはじめる。ちなみに2016年くらいまではアナログで原型を製作していたが、3DCGモデリングに切り替えた理由は「造形の主流がすでに3DCGに傾きつつあると感じた」こと、「ロボットの図面を3DCGで作ることで、自分の世界観内でロボットを設計した技術者の気分に浸りたいと思った」こと、「手作業よりも短時間で作り込め、破損も少なく、考えた構造をそのまま再現できると感じたこと」がきっかけだという。 |
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WSC#112プレゼンテーション作品解説 |
『doll of machinery TO-TE AGGRESS』 from WSCアーティスト自身による創作タイトル『Project RABBy』 ※大変恐縮ですが、諸般の事情により本プレゼンテーション作品は展示のみで販売はいたしません。各WSCアーティストのブースにて直接お買い求めください 「ずいぶん昔の話となりますが、過去のWSC作品を見た際に“……いままで雑誌で見たフィギュアよりもなんかすげぇ!”と感じたことを覚えている」と語る塚尾。その「なんかすげぇ!」という感想の順番が、とうとう彼に巡ってきたと考えるべきでしょう。 |
※塚尾 吼からのコメント |
はじめまして、塚尾 吼と申します。このたびは『ワンダーショウケース』に選出していただいたこと大変光栄に思います。 |